interview

18歳の頃@服部峻介

2015.9.11

「18歳のころに何をすべきなんだろう」

「あの人は、どう過ごしたんだろう」

―若き日に誰もが抱く将来への不安、期待、焦燥。

18歳を生きるおのなおが各界で活躍する諸氏に直撃取材!

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今回のゲストは服部峻介さん

服部峻介

北海道大学経済学部卒。有限責任監査法人トーマツ入社後、上場企業の監査、内部統制、IPO支援、株価算定、M&A、不正調査等を実施。2011年Seven Rich会計事務所を開業。平均年齢が60歳の税理士業界の中で数少ない若手としてスタートアップ企業を中心に、2年で120社の新規クライアントの支援を行う。高校生・大学生のクライアントも多く、会社の設立から経理、総務、ファイナンス、事業計画の作成、IPOコンサル等幅広く支援を実施。

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■服部峻介とは

 

DSC_6936「はい、どーもおのなお.tvです。今回のゲストは服部峻介さんです。よろしくおねがいします!」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「よろしくおねがいします!」

DSC_6936「軽く自己紹介をお願いします。」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「いま会計事務所を経営していて、クライアント数が現時点で240を超えています。年齢は今32歳で、若い人たちは業界に100人くらいしかいないんですね。クライアントは高校生から20代30代の経営者を中心に会計税務関係を見ているという感じです。」

DSC_6936「最初からこのオフィスでやられてたんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「うん。まあ普通、会計事務所はマンションの1室で独立したりするんだけど、あんまりそういうのはやりたくなくて、自分にプレッシャーをかける意味でもこの銀座でオフィスを構えたんだよね。」

DSC_6936「もともとはどちらで会計の仕事をやられてたんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「もともとはデロイトトーマツというところで仕事をしてた。」

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■18歳の頃

 

DSC_6936「なるほど。じゃあテーマは18歳の頃ということでさっそく話題に入っていきたいんですけど、高校3年生の時期、部活はやられてたんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「はい、実はこう見えて野球部です。自分の出身高校は札幌にあって、進学校なんだけど、自分の一個上の代は甲子園にいくような強い高校でした。ほんとに十何年ぶりかに甲子園に出場して、その影響で自分たちの代は強かった。そんなところで3年間野球をやっていて、ほとんど野球に時間を費やしていました。」

DSC_6936「なるほど、その中で大きな挫折とかはありましたか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「基本的にはないと答えるんだけど、でも野球をやっていた当時練習のし過ぎで疲労骨折をさらに通り越して、神経が止まって左手が動かなくなるっていうよくわからない現象になって最後の大会は出ることができなかった。というのが挫折だったかな。とは言っても練習もまじめにやってたし、後悔はしてないけどね。」

DSC_6936「そうだったんですね。その後は受験した感じですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「そう、ペーパーテストでは一発で受かる自信があんまり無くて、ただ学校の内申点が野球をやりながら、かつ進学校なのに4.7あったのでAO入試では一発で受かるだろうなと思っていたら落ちて、受かるのが大体海外留学の経験ある人達ばっかりで・・・。まあ仕方ないからもう一回一から受験勉強をし直したという感じでした。まあ他人から見たら順風な人生を歩んでるように見えるんですけど、高校の時は野球で挫折して、受験に1回落ちてるという人生を歩んできました。それで18歳の時に公認会計士を目指そうかなというのをぼんやりと決めていた。まあ転機の歳だった。」

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■公認会計士になろうと思ってから

 

DSC_6936「普通会計士なんて18歳にはわからないじゃないですか。なんで知っていたんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「当時職業選びみたいなのがあって、自分のやりたいことベースではなくて自分の出来ないことをベースに考えた時に、クリエイティブな才能はないし、野球の才能もないから、おそらくビジネスの世界で生きていくだろうなと思っていた。まあざっくりとしていたから社会にでる前にビジネス系の資格がとれたらいいなと思って、公認会計士の資格を取得しようかなと考えてた。それで大学も経済学部に入った。」

DSC_6936「そんなテキトウに決めたんですね(笑)公認会計士の資格を取るのってすごく難しいと思うんですけど、それだとモチベーションあがらなくないですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「いや、そんなことなかったよ(笑)まあ保守的な理由とは言っても、やっぱり自分の人生において可能性を狭めたくないっていうのがすごくあって、常に可能性を広げていたいなっていう想いがあって、だから取得できれば広がるなと、じゃあ広げるために何をすればいいかというと朝から晩まで勉強。1日24時間あるから14時間は勉強して、結果として累計4000時間以上勉強して会計士の資格をとった。その時に自分がどれだけ弱いのか、勉強しようと思ってもできない自分とか分かった。だから朝は苦手な科目をやって、夜は冴えてるから暗記科目をやるとかしていた。でもすごく辛かったですけどね。」

DSC_6936「途中で投げ出そうとか思わなかったんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「思わなかった。来年は絶対勉強したくないと思いながら勉強したので大丈夫だった。その頃から今も変わらず思っていることがあって、それがかっこ悪い自分でいたくない、常にかっこいい自分でいたいと思っていたので、そこで折れる自分っていうのはかっこ悪いなと思っていた。」

DSC_6936「そうなのか。実際に公認会計士になってみると仕事の幅は広がるものなんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「広がることには広がったかな。まず1つは転職が必ずできるようになった。資格っていうのはそれだけでは生きていくことは出来ないけど、頑張った証だからそれなりに評価がある。だからビジネスの世界においては広がった。ただそれにとらわれて業務の幅はすごく狭まったと思う。だから資格っていうのは可能性を広げただけで、あとは自分の行動で仕事の幅を広げていった。」

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■会計士という仕事

 

DSC_6936「ちなみに会計士っていうのはどんなことをする職業なんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「会計士っていうのは税理士とは少し違うんだけど、公認会計士っていうのは大企業向けの仕事をするんだよね。例えばA社、B社、C社って会社があるときにA社が1兆円の売上があります、これは事実です。B社の売上が1000億円、C社は1000兆円売上があるといった時にみんなはそれを信じるしか出来ません。ただそれが真実かどうかを確認するのが会計士の仕事。だからこの会社1000兆円じゃないんですよって言ったらみんな本当のことを知ることができる。そうすることでみんな適正な市場で株式を買うことができる。株式市場を守っているのが会計士。」

DSC_6936「うん、なるほど!じゃあ会計士をやっていた時にワクワクすることはありましたか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「うーん、ない(笑)だから税理士になろうと思って今の会社を立ち上げた。まあちょっとした不正を見つけたとか、そういうのは仕事の使命としてちょっとはワクワクしてたかもしれないけど、だからどうしたっていうか。一応、株式市場を守れたわけだけど、誰が守られたのかわからないとか、本当に自分が力になりたい人たちが、この人達かどうか分からなかったのでやめてしまった。だから独立して本当によかったなと思ってる。」

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■かっこいい自分

 

DSC_6936「なるほど。服部さんは昔から人を助けたいという想いがあったんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「えっと、人を助けたいというより、考え方としては自分のあり方ってなんだろうと考えた時にかっこいい自分でいたいなと、じゃあかっこいいの反対はなんだろう、カッコ悪い、カッコ悪いってなんだろうと考えた時に困っている人から相談を受けた時に力になれないことがカッコ悪いなと思っていた。だからそうならなければずっとかっこいい自分でいれるんだろうなと思って、自分の中で困っている人を助けたいという想いがでてきた。」

DSC_6936「なるほど、なんかかっこいいなー!じゃあちょっと話を変えてもし18歳の自分にアドバイスができるとしたらどんなアドバイスをしてあげたいですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「やっぱり5年、10年先の自分から見た時に後悔しないようにひったすらに頑張れと言うんじゃないかな。」

DSC_6936「でもずっと頑張ってきたわけじゃないですか。」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「もっと頑張れと。やっぱり今の自分としては頑張ってたなとその時々常にベストだと思うんですけど、それは今の自分であって未来の自分から見たらもうちょっと頑張れるなと、そのもうちょっとっていうのを積み重ねていくのが大事かなと思っている。だから未来の自分を考えて、そいつがベストだと思う努力をしてほしいなと思いますね。」

DSC_6936「かなりストイックですね(笑)他人に厳しくするのは簡単だけど、自分に厳しくするのは難しいじゃないですか。それはどうしてるんですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「まあ自分に厳しくしていないと、他人に厳しくしても説得力がないというか、常に自分が誰かに見られていると考えた時に、これもまたかっこいいに繋がるんですけどかっこ悪くないようにしたいと。なんでお前が言ってるんだって思われるのが嫌なので、まずは自分に厳しくして、その後で人に厳しく接するようにしてる。まあいい意味での厳しさは大事だと思っているので。」

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■18歳へ

 

DSC_6936「すごいですね!常にかっこいい自分でいるためにというのがあるんですね!じゃあ最後に高校生とか若い人たちに対して思うことなどはありますか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「まずは自分の可能性というものを広げて欲しい。そのために何をするのかと言ったら結果が出るまでひたすら考え続けて欲しい、そして行動し続けて欲しい。それはさっき言ったこととかぶるんですけど、未来の自分から見た時に今の自分が後悔していないような選択をとってほしい。結局今の自分としては今のままでいいかなとちょっと思ったりもするんですけど、後悔するのって絶対常に先の話で、過去のことを後悔すると思うので。だから今の自分がやってることって本当に後悔しないのか考えながら生きていって欲しい。後は本を読む。まあどんな人でも本を読めって言うんですけど、誰も読まない。これもよく言う話で上手くいってる人とかすごい人達ってみんな本を読んでるんだよね。まあそれはさっき言った行動するに値するのでぜひ本を読むことをオススメします。」

DSC_6936「なるほど、これで終わろうと思うのですが何か言い残したこととかはないですか?」

スクリーンショット-2015-09-09-3.50.17「そうですね、まあ個人的には文系の学生たちがもっと頑張ってくれたらいいなというか、もうちょっと会計とか税理士業界に興味をもってもらえたらいいなと。決して華やかな仕事ではないですけど・・・。今受験者数が半分くらいに減っていて、だから競合があまり強くないというか狙い目の職業だと思うし、絶対に必要な業種なので、ぜひ興味を持って頂ければなと思います。」

DSC_6936「なるほど、ありがとうございました!」

 

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